晶馬受中心に、掌小説にすらならない指先小説やネタを放置する場所。
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うめ
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女性
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どうしようもない場所から来た何者にもなれない存在。晶馬くんが幸せならいいな!とか言いながら他の人の手を借りて彼を泣かしたりボコったりしている。支部でもちょこちょこ書いてます。呟きは@umeeee02
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冠晶でラブレスパロ。
私の気力もここでぶちギレた。
私の気力もここでぶちギレた。
ある日、冠葉が耳を落としてきた。いつも通りの、何一つかわらない日常の中、それは僕にとてつもないくらいの衝撃を与えた。僕らは二人で一つ。どちらかが消えれば生きていけない。彼はサクリファイスで僕は戦闘機。同じ本当の名前を、心臓の上に持つ者同士。互いが互いに特別な存在だ。
なのに、どうして。
どうして彼には耳も尻尾もないのか。
そしてそれを隠そうともせず、スペルバトルに挑むものだから、おかしいおかしいと皆に言われる。本当にお前たちは同じ名を持っているのか、とわらわれる。そんな奴らに、冠葉は嘲笑いながら死の言葉を紡いでいく。
ねぇ、どうしてそうやってわらえるの。
一体どこの誰と性交をしてきたのか。どうして勝手にそんなことしたのか。
僕なんかが美しく強い彼を縛ることなんて出来ないのは分かってる。でも、せめて相談くらいしてほしかった。 僕の存在って何なのだろう。
ぐるぐると頭の中が絡まって、痛みに顔を歪めていたとき、救いの手が差し伸べられた。
「……耳を落とす、だ?」
家を出ようとノブに手をかけた時、向こうから押された。丁度冠葉が帰ってきたのだ。どこへ行くのか、としつこく問い詰められた挙げ句、誰と会うんだと問われ無言になってしまったのがいけなかったらしい。冠葉は出ようとする僕を家に無理やり押し込め、鍵を二重にかけると僕を担いだ。暴れれば尻をつねられ悲鳴をあげた。そのまま冠葉の部屋に連れていかれ、床に落とされる。そしてまた、鍵をかけられた。
ここまで来たら言うしかない。ぼそぼそと出かける理由を伝えると、先程の言葉が返ってきたわけである。
「そ、そうだよ」
「お前にはまだ早い」
「まだって、僕は冠葉と同い年だ!」
それは彼もよく知っているはずだ。僕らは同じ母の腹から生まれた双子なのだから。しかし、冠葉はため息をついて「違う」と言う。
「年齢じゃない。精神的なことを言ってるんだ」
「っ、僕が子どもっぽいって言いたいのかよ!」
「ああ、そうだ。そうやって歯向かってくるあたりが特にな」
酷い。こんな言い方ってあんまりだ。我慢していた涙がぼろぼろ流れていく。それを見た冠葉が指をさし「ほら見ろ」と言ってきた。それに僕は。
ぶち切れた。
なのに、どうして。
どうして彼には耳も尻尾もないのか。
そしてそれを隠そうともせず、スペルバトルに挑むものだから、おかしいおかしいと皆に言われる。本当にお前たちは同じ名を持っているのか、とわらわれる。そんな奴らに、冠葉は嘲笑いながら死の言葉を紡いでいく。
ねぇ、どうしてそうやってわらえるの。
一体どこの誰と性交をしてきたのか。どうして勝手にそんなことしたのか。
僕なんかが美しく強い彼を縛ることなんて出来ないのは分かってる。でも、せめて相談くらいしてほしかった。 僕の存在って何なのだろう。
ぐるぐると頭の中が絡まって、痛みに顔を歪めていたとき、救いの手が差し伸べられた。
「……耳を落とす、だ?」
家を出ようとノブに手をかけた時、向こうから押された。丁度冠葉が帰ってきたのだ。どこへ行くのか、としつこく問い詰められた挙げ句、誰と会うんだと問われ無言になってしまったのがいけなかったらしい。冠葉は出ようとする僕を家に無理やり押し込め、鍵を二重にかけると僕を担いだ。暴れれば尻をつねられ悲鳴をあげた。そのまま冠葉の部屋に連れていかれ、床に落とされる。そしてまた、鍵をかけられた。
ここまで来たら言うしかない。ぼそぼそと出かける理由を伝えると、先程の言葉が返ってきたわけである。
「そ、そうだよ」
「お前にはまだ早い」
「まだって、僕は冠葉と同い年だ!」
それは彼もよく知っているはずだ。僕らは同じ母の腹から生まれた双子なのだから。しかし、冠葉はため息をついて「違う」と言う。
「年齢じゃない。精神的なことを言ってるんだ」
「っ、僕が子どもっぽいって言いたいのかよ!」
「ああ、そうだ。そうやって歯向かってくるあたりが特にな」
酷い。こんな言い方ってあんまりだ。我慢していた涙がぼろぼろ流れていく。それを見た冠葉が指をさし「ほら見ろ」と言ってきた。それに僕は。
ぶち切れた。
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